1986年富士フイルム入社。 デザインセンターで、新技術・新ビジネス分野、産業用機器等のプロダクトデザイン担当後、インターフェースデザイン、ユーザビリティデザイン、ソリューションデザインを立ち上げる。
2004年より、富士フイルムの構造改革やオープンイノベーションに携わるようになり、技術戦略部に異動、2014年には社内外の最新技術やアイデアが混ざり合う「場」を創出、「FUJIFILM Open Innovation Hub」館長として運営を担った。
富士フイルム退職後、2022年1月にdesign MeME合同会社を立ち上げ、現在は共創によるイノベーション創出、組織、場、プロセス、リーダー人材育成の支援に取りんでいる。
異なるコミュニティ、専門領域を超えて共通に理解できるようなキーワードやコンセプト、シンボル、体験などを生み出すことで、横断的につながったコミュニティーが形成されるていく、境界をまたぐ「バウンダリーオブジェクト」のデザインを大きなテーマとしている。パーパス、ビジョンをディスカッションする活動、組織の中でのダイアログ文化醸成そのものが、互いの認識を理解し、また自身の役割も感じることで、その組織、プロジェクトに関わる一人ひとりにその課題への当事者性を生み出すことを目指している。